理念

ゲームアクセシビリティを通じてつながりを深める社会を目指して

ゲームアクセシビリティの誤解を解消しよう

「コントローラーを握れなければゲームは楽しめない」「視覚情報がないとプレイできない」と思っていませんか?

1970年代に日本で家庭用ゲーム機が初めて登場してから、ゲームは私たちの生活に欠かせないものとなり、多様なアクセシビリティデバイスや機能が開発されてきました。

しかし、これらの事実はまだ十分に認知されておらず、「できない」「楽しめない」と感じる人が多数を占めています。

イラスト:ノートパソコンを持っている車椅子の人、スマホを持っている義足の人、白杖をもっている人、タブレットを持っている義手の人、松葉付の人

ゲームを通じたつながりの創出

ゲームアクセシビリティの活用により、誰もが参加できる社会を創り出すことができます。
「あのゲームを僕もしているよ」「次は一緒に遊ぼう」のような交流が、ゲームという共通の言語を通じて生まれます。

ゲーム内での協力と社会形成

ゲーム内では、「勇者」「魔法使い」「格闘家」「道化師」といった異なる特性を持つプレイヤー同士が協力して、世界を平和に導くことができます。ここでは、障害の有無にかかわらず、共に目標に向かって努力することで、デジタルを介した新しい社会が形成されます。

写真:弱い力でも押せるマイクロスイッチ、通常よりも大きいジョイスティック

障害がもたらす「つながり」の課題

障害がある場合、移動や発話の困難さから孤立しがちです。しかし、ゲームアクセシビリティの普及によって、これらの課題は克服可能です。

日本ゲームアクセシビリティ協会の役割

日本ゲームアクセシビリティ協会は、障害を持つ人々もゲームを楽しめるようにするため、その可能性を広げることに尽力しています。私たちは、アクセシビリティの改善と認知の拡大を目指しています。

ビジョン

ゲームアクセシビリティを活用して誰もがゲームにチャレンジできる環境を広める

障害があったらチャレンジできない、ゲームが楽しめない。そんな世界観を変えていきます。開発者や先人の知恵を借りながら、個々にあったデバイス、ゲーム設定を駆使することで、誰でもチャレンジできます。

アクセシビリティの
情報発信

"知らない"から"やってみたい"の気持ち変革

チャレンジのサポート

体験型イベントでの技術的・物品的なサポート

障害理解

1人でのチャレンジから
"みんなでゲームしようぜ"への世界の拡大


バリュー(信念・行動指針)

楽しむことを忘れない

勝ち負けにこだわらない、みんなで楽しむ心を忘れない

公平であること

個々の特性に応じたサポートを行い、平等ではない公平を目指す

チャレンジ精神

諦めから入らずにまずはチャレンジする。ともに試行錯誤する中で個々にあった最適を見つける

お互いに尊敬の心を持つ

誰しも自分にはないが、相手にはもっているものが必ずある。お互いを尊敬し合い支えあう

できることに着目する

できないことを卑下せず、できることを最大限活かしてチャレンジする